ワークライフバランスの悩みは多い

看護師の悩みで多いのが、ワークライフバランスに関するものです。ワークライフバランスとは、家事や育児、そして仕事に費やす時間や労力のバランスのことをいいます。看護師は患者さんの命を預かる責任の重い仕事であり、ただでさえ体力的にも精神的にも厳しいと感じることが多いです。その上、ワークライフバランスが上手く取れていないとなると、さらなる心身の疲労を招き、業務に支障をきたすことも出てくるかもしれません。子供や家族との時間を大切にしたいと考えていても、お金やキャリアのために働きたいという看護師は多いです。日勤やパートであればそれが可能かもしれませんが、常勤の病棟勤務の場合、夜勤は避けて通れません。夜勤手当は一般的に1万円前後ですが、夜勤を苦手とする看護師は多く、自己の体調管理や家族との生活パターンのズレが大きな悩みとなっています。

夜勤には2交代制と3交代制があり、特に3交代制は日勤と準夜勤、深夜勤のシフト制になっています。3交代制のシフト制はワークライフバランスを図るのが難しいといわれており、睡眠や食事が日によってバラバラになりますし、日中が休みでも夜から仕事になるため、気持ちが休まらないこともあります。看護師として長く働くなら、ワークライフバランスを整え、私生活を犠牲にしているというストレスをいかに軽くできるかがカギとなります。子供が小さいうちはパートで働き、大きくなってから常勤で働くといった、自分や家族に合わせた働き方を考えるのも一つの方法です。